雨上がり - 大人のスキップ

緊急事態宣言は解除されたが、在宅勤務 goes on。入社当時同じ部署にいた同期から仕事の話で久しぶりに連絡があり、ビデオ通話を繋いで少しばかり話をした。結局、専門外の話だったので大して役には立てなかったのだけれど、「ごめんね」と伝えると「久しぶりに声を聞けただけで嬉しかった」と返されたので、「こちらこそ…」とそのままの言葉を返して通話を切った。照れもなくこんなことが言えるのは、リモートだからなのだろうか。

ヘビーな案件にも終止符を打ち、あと少しで今日の仕事も終わりだなあなんて浮ついていると、土砂降りの雨が降ってきた。仕事を終える頃には止んでいたので、少しばかり外に出た。随分と日が長くなった。雨上がりの西陽。ガラスに滴る雨粒を通過した光が乱反射している。朝露を連想して、夕方だってのにあたらしい朝を迎えたような、清々しい気分だ。少しひんやりした風も実に気持ちがいい。外へ出ることが少なくなってしまったからなのか、こんな些細なことに何故か異様に感動してしまった。

なんとなくApple Musicで「雨上がり」と検索して出てきた、くるりの「雨上がり」を聴いた。適当に思いついた単語を検索して、出てきた曲を片っ端から聴いていく遊びは少し面白そうだなと思った。