大人のスキップ

日々のことや好きなものについて

猫用のドアを発明したのってニュートンらしいですね

なにしろぼくの人生の多くは、猫のためにドアを開けてやることに費やされていたからだ。

ロバート・A・ハイライン『夏への扉』新訳版

夏への扉』の冒頭にこんな一節があるが、なんとなしにネットで調べていたら、猫がすり抜けられるよう作られたあの小さな扉はニュートンによる発明らしいと知った。何故そんなことを調べていたかと言うと、今日がスーパー猫の日だったからだ。そしてさらに言うと、本来行くはずであった猫戦のリリースパーティが中止になってしまい、今日がスーパーだったら2222年2月22日はハイパー猫の日になるのだろうか、などと考える程に時間を持て余していたからだ。先日リリースされたアルバムがとても良かったのと、下北沢BASEMENT BARでサニーデイ・サービスを観られることに興奮し、勢いのまま予約をしたのだった。振替公演を検討しているらしいので、首を長くして待つとします。

キャビア~Black Pearl~

キャビア~Black Pearl~

  • 猫戦
  • J-Pop
  • ¥255

そんな訳なので、例に漏れず自分のミュージックライブラリにある猫に関する曲を探して聴いたりもしていた。スピッツ山田稔明を通って最終的にシャムキャッツに行き着いた。「すてねこ」という曲を聴いて、「牛乳飲んで〜」のところになんとなく奥田民生を感じるな、と当時思ったことを思い出した。

こういった風に、あるワードで検索をかけ出てきた曲を片っ端から聴いていく遊びをたまにする。新しい発見や懐かしい記憶に遭遇して楽しいのだ。前回は『ドント・ルック・アップ』に『地球外少年少女』と、偶然彗星に関する作品を連続して観た日だった。小沢健二の「彗星」が2年以上前であることに驚き、ユンナの「ほうき星」に深く眠っていた記憶を揺り動かされた。『焼きたて!!ジャぱん』の曲もそんなタイトルではなかったかなと思ったが、あちらは「ホウキ雲」だった。

ほうき星

ほうき星

ホウキ雲

ホウキ雲

ところで、過去ハレー彗星が接近した際、大気中にガスが充満し全生命体が死に至る、というデマが広まった話は有名だけれど、今の現実世界や、それを反映した『ドント・ルック・アップ』を見ていると、いくら文明が発達しようが人間の本質は変わらないのだと痛感する。その愚かさこそが愛すべき部分なのかもしれないけれど。ゾッとしつつも面白いので、Netflixでぜひ。

最後に余談ですが、デヴィッド・レヴィというカナダの天文学者は「ほうき星は猫に似ている。どちらにも尻尾があり、自分の欲するままに行動する」という言葉を残しているらしいですよ。