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日々のことや好きなものについて

雑感

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久しぶりに最近のことをバラバラと書きます。タイトルは、リリースされたばかりの柴田聡子さんの素晴らしい楽曲より拝借。最近こればかり聴いています。どちらかと言うと淡々とした曲調なのだけれど、その中で発せられる言葉たちから徐々に熱が立ち上っていく感じが堪らない。なんとなく小沢健二天使たちのシーン」のあの感じを思い出した。歌詞の内容もタイトルの通り一見まとまりがなく、掴みきれないのだけれど、そのわからなさの中から確かに浮かび上がってくるものがあって、不思議な気持ちになる。

先日最終回を迎えたばかりの『Sonny Boy』もそんなフィーリングの作品だった。わかりやすいモノが有り難がられるこの時代に、不親切かつ難解な物語は新鮮に見えてとても面白かった。余韻に浸っていると主題歌「少年少女」のレコードが届いた。表題曲は勿論、B面に収録されている『空気階段の踊り場』番組イベントで披露された「夢で逢えたら」アコースティックver.が物凄くいいんですよ。

雑感

雑感

  • 柴田聡子
  • J-Pop
  • ¥255

そうそう、空気階段といえばキングオブコント2021に触れないわけにはいかない。世間的に「ヤバい」とされている人や人間の持つ多面性を、否定でも肯定でもなく"在る"ものとして、その固有性を慈しみ面白がる。そんなまなざしで描かれる空気階段のコントは、やはりサイコゥサイコゥサイコゥなのだ。全体を通して、笑いだけに収まらない、コントが持つ表現の豊かさが詰まっていて、尚且つそれがちゃんと評価されるとても良い大会だったと思う。今泉力哉監督による『Coffee and Cigarettes』オマージュなオープニングも格好良かった。

季節は改編期。芸人への愛に溢れた『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』、一般的に風変わりとされる芸人たちが地上波で伸び伸びやっていた『芸人動画チューズデー』など、好きなテレビ番組がいくつか終わってしまった。同時に面白そうな番組も新しく始まりつつあり、悲喜こもごもな今日この頃なのです。実際のところは知る由もないが、SNS上の反応も評価に繋がる時代だ。自分の心が死なないためにも、好きなものを終わらせないためにも、相変わらず好きなものを好きと言うこと、俺はやめないぞ。大好きなドラマ『お耳に合いましたら。』に、この気持ちを思い出させてもらいました。伊藤万理華さんが最高なので、『サマーフィルムにのって』とあわせて是非。

東京マーブル

東京マーブル

  • にしな
  • J-Pop
  • ¥255

水曜日のダウンタウン』の「おばん・こぼんTHE FINAL」が凄かった。一筋縄ではいかない不器用で複雑な人間性とか、ナイツ、谷川マネージャーの愛を感じる立ち振る舞いとか、最後に残る漫才への愛とか、色々なドラマが詰め込まれていて痺れてしまった。この番組のせいで余計に拗れた節もあるのだけれど、最後までちゃんとケツを持って収めたのも良かったと思いました。その後の『あちこちオードリー』も相変わらず面白くて、水曜夜のテレビは充実感がすごい。オードリーといえばここ最近、NFL倶楽部の公式YouTubeチャンネルに10年くらい前の貴重な映像が突然アップされるようになったので、よく観ている。

フジロックのライブ映像で気になったSEAPOOLというバンドをよく聴いている。Apple Musicで調べると既にライブラリには追加されていたが、ちゃんと聴いた記憶がなかった。ストリーミングで音楽を聴くようになってから、こんなことが多すぎる。それはさておき、往年のオルタナティブロックバンドたちの遺伝子を受け継いだサウンドがどツボなのです。他にも最近、嬉しいリリースが続いていてハッピー。緊急事態宣言も解除され、ライブやイベントの予定がいくつかあるので、それを楽しみにやっていきます。あともう少し寒くなったら、お酒飲みながら鍋でもつつきたいすね。

I WISH / 愛してます

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