MY BEST HITS 2021
あけましておめでとうございます。テレビ、映画、漫画など、2021年印象に残った・好きだったコンテンツを思いつく限り書き出しました。本当は「気になるものがあれば、時間のある年末年始にぜひチェックしてみてください」とか言いたかったのだけれど、こんなタイミングになってしまいました。好きなものの話をすること、今年もやめないで行きたいです。
▪️テレビ番組
個人的な好みでもあるけれど、今年もバラエティは千鳥、オードリーが強いなと思った。アルピーあたりを介在させて来年は一緒に番組やって欲しいなと思っていたりする。
・『水曜日のダウンタウン』
「おぼん・こぼん THE FINAL」、睡眠タライチャレンジでの野田クリスタルの涙、『ラヴィット!』生放送ドッキリ、パンサー尾形の落とし穴脱出劇等々、今年も記憶に残る場面が沢山あった。攻めた企画それ自体の面白さは勿論、その中でそれぞれの人間性やドラマが浮かび上がってくる瞬間がたまらない。
・『芸人動画チューズデー』
MCであるかまいたち濱家見守りのもと、Aマッソ、ランジャタイ、天竺鼠など、一般的に風変わりとされる芸人たちが、地上波で伸び伸び悪ふざけをする様がとても面白かった。最終回の雰囲気なんてもう最高に良くって、終わってしまうことが一層悲しくなってしまった。
・『テレビ千鳥』
「浦島太郎選手権」、「こっそりシュワちゃん選手権」あたりは腹を抱えて笑ったし、「一周だけバイキング」はただバイキングで料理を盛り付けるだけなのに何故だか凄く面白かった。個人的名場面は「これでビール飲んだら旨いんじゃ!! 」で、全員がただただビールを流し込む静寂の十数秒間です。
・『あちこちオードリー』
今年もアンミカ&宮下草薙、ロンブー淳回など、記憶に残った回が多かった。ハライチゲストの配信ライブはとてもヒリヒリした。
・オードリー春日vsティモンディ高岸(『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』)
・オードリー春日×霜降り明星せいやの即興漫才(『漫才JAPAN』)
・岡野陽一 激辛ドッキリ(『ロンドンハーツ』)
・『バラバラ大作戦』
『キョコロヒー』や『もう中学生のおグッズ!』など、意外な組み合わせや実験的な内容が楽しかった。
・『しゃべくり007 もう中学生』
ひとつひとつのエピソードの解像度が凄くて、笑いながらなんだか感動してしまった。
・『しくじり先生 俺みたいになるな!!』若林初授業回
・『ラヴィット!』
・「37年間通ったスーパーイズミヤへ濱家最後の挨拶」(『かまいたちの知らんけど』)
・『家、ついて行ってイイですか?特別編...ステージで命を燃やし尽くした男の記録~』
・『シブヤノオト Presents KID FRESINO -one off-』
・松田好花の「待たせたな!」(『日向坂で会いましょう』)
▪️ラジオ
・『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』
昨年の望みが叶って見事レギュラー化しましたね。内容は単発時代から変わらず面白いし、野田さんの懐かしアニソン、村上さんの邦ロック選曲が絶妙なラインをついてきて好きです。これをきっかけに「星間飛行」の名曲具合に改めて気がつき、一時期よく聴いていました。来年度も継続お願いします。
・『三四郎のオールナイトニッポン0』
1部から2部へ降格(凱旋)してどうなるかと思いきや、羽を伸ばしてやりたい放題悪ふざけをしているので面白い。特にクンチョソング→SPW決まってない→水シャワーとAD落合→喉押さえマン・阿部寛(ラパルフェ都留)らゲストのSPW、あたりの乗り具合は凄かった。あと各所で言われているけれど、「金曜の夜を笑顔にするために生まれてきた男〜」の番宣CMが凄く良いです。
・『山里亮太の不毛な議論』オードリー若林乱入(3月3日放送回)
・でんぱ組inc.にハマった岩井(『ハライチのターン #230』)
・M-1グランプリの話 ときめきに溺れそう(『ハライチのターン #274』)
・『はんにゃ 金田哲と四千頭身 都築拓紀のオールナイトニッポン』
・「ブレインスリープ」(『アルコ&ピース D.C.GARAGE』)
▪️お笑い
・空気階段 単独ライブ『anna』
・『明日のたりないふたり』
・『マヂカルラブリーno寄席』
・千鳥「ギャグ 反復横跳びで右の時だけ屁が出る男」(『THE MANZAI 2021』)
・ヨネダ2000
・『キングオブコント2021』
サイコゥサイコゥサイコゥ!
・『M-1グランプリ 2021』
モグライダーが後半の出順だったらなとか、真空ジェシカもっと点数高くても良かったのになとか、思うところもあるけれど、初登場組の活躍、ラストイヤー組の奮闘など今年も楽しい大会でした。
・「人から聞いて面白かった話」(『天竺鼠・川原チャンネル』)
▪️映画
・『サマーフィルムにのって』
好きな要素が多過ぎるが故に期待値が上がってしまっていたけれど、それを超える大傑作だったので興奮してしまった。まずシンプルに青春映画として素晴らしいのだけど、映画に限らず、何かに対する「好き」という気持ちに対する賛歌のようで、すっかり心掴まれた。トータル90分程度なのも良い。
・『ベイビーわるきゅーれ』
「女子高生の殺し屋」という設定を一発で納得させてしまうアクションシーンの素晴らしさよ。キャラと掛け合いが魅力的だからそれだけでもずっと観れてしまう。続編ありがとうございます。
・『花束みたいな恋をした』
・『シン・エヴァンゲリオン』
・『ザ・スーサイド・スクワッド』
これが観たかったやつですよ。
・『マリグナント』
後半の展開には思わず前のめりになって興奮してしまいました。
・『子供はわかってあげない』
原作の大ファンであるが故に、その根幹にあった「継承」というテーマを支えるエピソードが省かれてしまっていることに足りなさを感じたものの、時間を経て振り返るとあれはあれで良い映画だったなと思う。あと、ポンポさんの「映画は女優を魅力的に撮れればそれでOK」というセリフを思い出すくらい、上白石萌歌さんの魅力が溢れている。
・『まともじゃないのは君も一緒』
▪️ドラマ
・『お耳に合いましたら。』
サマーフィルム〜同様、伊藤万理華さんの魅力が爆発していた。好きなものを好きと言う行為の尊さを思い出させてもらいました。あとエンディングが毎回楽しみでした。
・『大豆田とわ子と三人の元夫』
・『ワンダヴィジョン』
・『うきわ ―友達以上、不倫未満―』
・『今ここにある危機とぼくの好感度について』
▪️アニメ
・『Sonny Boy』
・『オッドタクシー』
▪️その他映像作品
・『フェイクドキュメンタリーQ』
解のない不可思議な現象だけが提示され、薄気味悪さを残していく感じが凄くいい。※ホラー注意
・『nobrock TV』
・弓木英梨乃さんのギター演奏動画
▪️演劇
・ロロ いつ高シリーズ vol.9『ほつれる水面で縫われたぐるみ』、vol.10『とぶ』
さまざまな人、物、時間、場所が絡み合い、時に重なる、その瞬間に生まれる尊い輝きを高校演劇のフォーマットにギュッと詰め込んだロロのいつ高シリーズ。そのフィナーレは変に大袈裟でなく、それでいて確かに集大成であり、生で見届けられたことがとても幸せでした。
・ダウ90000『旅館じゃないんだから』
リズム良く交わされる心地の良い会話劇を観ているだけで楽しいのだけれど、後半、複数の登場人物が交わることで熱が加速し、場所や物に宿る人の記憶を巡る物語に展開していく様がたまらない。今年はダウ90000の存在を知れたことがかなり大きい出来事のように思う。
・『夜衝』
上質なコントライブで面白かった。中でもパーキングエリアのコントは、偶然同じ場所に居合わせた人達が交差することで生まれるエネルギーや可笑しさがあって、特に好き。
▪️本
・岸本佐和子『死ぬまでに行きたい海』
▪️漫画
・藤本タツキ『ルックバック』
今年イチはこれでしょう。発表された当時は作品のモチーフとなった(であろう)ものの話題で持ちきりだったけれど、そもそも漫画としての面白さ・巧さが半端なくて感動してしまった。同じカットの反復による時間経過、関係性の変化の表現は言わずもがな、効果音の代わりにエフェクトを吹き出しに被せるだとか、回想でのセリフに雪を被せるだとか細かいアイデアが面白い。なにより、喜びも悲しみも簡単には言い表すことのできない感情を、それっぽい言葉ではなく画で表現しているところが好きだし、何様だと言われるかもしれないけれど本当に信用できるなと思う。勿論この話をあのタイミングで発表したことの意義を含め、どの道を辿ろうと絵を描いてしまうという創作者としての性だとか、創作物が理不尽な現実における救済となり得ることだとか、込められた想いには胸を熱くしてしまう。『チェンソーマン』第二部は勿論楽しみだけれど、『ルックバック』や過去作品を読むと、もっと他のジャンルの作品も沢山読みたいと思ってしまう。
・松本大洋『東京ヒゴロ』
・龍幸伸『ダンダダン』
・真造圭伍『ひらやすみ』
・森つぶみ『転がる姉弟』
・辻次夕日郎『スノウボールアース』
・藤岡拓太郎『大丈夫マン』
・タイザン5『タコピーの原罪』
第4話のラストは最悪だけど最高。あまりオススメはできないけれど面白いです。
▪️音楽
例の如く収まりきらなかったので、別でまとめまております。
アルバム
曲
ライブ
・ZAZEN BOYS×NUMBER GIRL『THE MATSURI SESSION』
・赤い公園『THE LAST LIVE「THE PARK」』
・『FUJI ROCK FESTIVAL'21』
良いアクトが多すぎたのですが、中でも前野健太のライブは結構グッときてしまった。GEZANは今までとまた違ったステージで衝撃だった。SEAPOOLや4s4kiの存在を知ったのもこれで、オンラインながらフェスの醍醐味を味わえて良かった。
・NOT WONK 『LIVE! : dimen_210919_biopolar_dup.wtf SHIBUYA WWW X』
・『カネコアヤノ x KID FRESINO』
・思い出野郎Aチーム『ソウルピクニック 2021』
・カネコアヤノ 『日本武道館 ワンマンショー 2021』
・君島大空『光を剥がして纏うこと vol.2』
・NUMBER GIRL『我々は逆噴射である』
▪️その他
・水元さきの 個展『夏休みの日記』
・コーン茶ハイ
・レンタルビールサーバー