大人のスキップ

日々のことや好きなものについて

イヤーワームとか正月とか大人とか

イヤーワーム(earworm)。ある曲の一節が、頭の中にこびりついて離れないあの現象のことだ。ディラン効果などと言われることもある。出演作を観たわけでもなく、出処がどこか見当もつかないのだけれど、最近「シガニー・ウィーバー」という人名がふとリフレインされる。曲ではないが、これもまたイヤーワームなのだろうか。少し前までは「ウマイネームイズうまみちゃん」がイヤーワームの常連だった。こっちは疑う余地もなく明確に『ハライチのターン』の影響だ。愛と勇気と10円が君の心にあるかぎり…なうまい棒もついに値上げをするらしい。そんなニュースをTwitterのタイムライン上で見ていると、『チェンソーマン』コラボのうまい棒があることを知った。イラストがめちゃ可愛い。ファミリー!

 

先週、世の中や社内の感染状況を受けて在宅勤務を強いられることとなった。自分には完全に向いていないことが判明しており、良い一面もありつつ苦痛の占める割合が大きい。良い一面としては、音楽やラジオを聴きながら作業ができることだ。宇多田ヒカルの新譜から始まり、彼女の過去作品を聴き返していた。そうなると大体いつも「Local Distance」へと繋がっていく。地方と都市についての曲だけれど、今の時代にまた違う味わいを持って響くように感じられ、昨年あたりからまたよく聴くようになった。原曲は勿論だけれど、John Gastroのカバーをとても敬愛しております。

(distance) 僕らいつもオンラインで
(distance) でもたまにはオフラインで
(distance) その時は握手しようぜ

 

中止になってしまったイベントも少しずつ出てきているが、ありがたいことに今週末はダウ90000の『ずっと正月』、スカートと家主の対バン、AマッソとKID FRESINOのツーマンライブ『QO』を観ることができた。『ずっと正月』は舞台美術、空間を存分に活かした物語の魅せ方が美しくて、生で観て良かったなと思った。小気味の良い会話劇でずっと面白いのだけれど、笑い以外にも少しずつ感情の機微が積み重ねられていき、綺麗に収まっていく様は見事としか言いようがない。その夜の対バンは、やっと観られた家主のライブがあまりにも良すぎて興奮してしまった。良質なメロディにハードなギターサウンド。家主の曲は極上のギターロックで、いつでも俺たちの味方だよ。AマッソとKID FRESINOの不思議なツーマンライブについては詳しいことは言えないけれど、かなり貴重なものを観られて良かった。久しぶりに活動的な休日を過ごすことができて心の充実感が段違いなので、今年に入ってからまさに"ずっと正月"状態で週末を浪費してきた自分の行いを反省した。

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惑星のさみだれ』がついにアニメ化するとの発表を受けて大いに喜び、一気に読み直してしまった。実践できているかは別として、この作品の描く大人論には結構影響を受けているのだ。このブログのタイトルである『大人のスキップ』は、フジロッ久(仮)の名曲「おかしなふたり」のワンフレーズから拝借したものなのだけれど、その大人論を端的に言い得ている気がしてとても好きなのです。

ボウズ、よく見ておきな

これが大人のスキップだ

おかしなふたり

おかしなふたり

  • フジロッ久(仮)
  • ロック
  • ¥204