大人のスキップ

日々のことや好きなものについて

とるに足らない

スーパーで買い物をして帰る途中、新しいコーヒー屋が開店しているのを見つけた。普段ならセブンで済ませてしまうところだが、これも何かの縁だと入ってみることに。店内にいる客は私ひとりだったので、コーヒーを淹れて貰っている間、店長と思われる方と他愛もない会話をした。昼間にその道を通ることが殆どなかったので気がつかなかったが、開店したのは1ヶ月くらい前らしかった。画面を通さず、人とちゃんとしたコミュニケーションをとるのはかなり久しぶりな気がして、なんだか嬉しくなってしまっている自分がいた。好きに出掛けて、好きに誰かと話をして。そんな当たり前が、また当たり前に出来る様になった時には「Life is coming back!」なんて声を大にして言いたい。

時間もあることだし、映画でもまったり観ようかと思うのだけれど、こうも現実がシリアスだと、あまり重たい物語を観る気にもなれない。そこからなるたけ距離の離れた、"意味のない"ものへ食指が動いてしまう。結果いつも通り、録画したバラエティ番組に落ち着く。それにしても『相席食堂』のパンサー尾形×サンシャイン池崎回は何度も腹を抱えて笑ってしまった。

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バラエティ番組以外で言うと、最近見始めた『架空OL日記』も、実にとりとめがなくて良いです。ところで夏帆さん、可愛いすぎでは。いつかの『三四郎オールナイトニッポン』で照れまくっていたR指定の気持ち、分かるぞ。あとは、バカリズムと若林の2人が結婚したということもあって『住住』を少しづつ見返している。こちらも、冷蔵庫の音がうるさいことや、忘れてしまった「秘密の質問」の答え、お土産のセンス、といった他愛ないテーマを巡る会話劇が延々と繰り広げられる。壮絶な事件、複雑な恋愛模様みたいなドラマ性とは程遠い、取るに足らない出来事。その緩い温度感がとても心地良い。(この異常な状況下では、むしろそれがドラマチックに見えてしまうというのは、何とも皮肉ですが…。)しかし、まさかの再始動とは。嬉しい限りです。主題歌も前シリーズに続いてENJOY MUSIC CLUBなので、とても楽しみにしている。前シリーズ主題歌である「そんな夜」の、見落とされがちだけれど確かに存在する幸せな瞬間を掬い取っている感じ、堪らなく好きなのです。この感じ、あるあるに近いのかな。ところで、あるあると言えば『ハライチのターン』のイルミナティカードのコーナーが早々に終わってしまったの、とても悲しい。

ほろ酔い気分で向かうトイレ

扉の向こう笑い声

いつまで続くかなこんな夜

柄にもなくセンチっす

「そんな夜」

『住住』や『epoch TV square』のようなシットコムを、今の若い世代の芸人でやってくれないかなあ。凄く良いと思うんですよね。あとは、それこそ第7世代と呼ばれている人たちで、めちゃイケはねトびみたいな番組があったら良いのになと切に思っています。

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  • 発売日: 2004/01/21
  • メディア: DVD