『Life Is Strange』選択をするということ
E3やPSVRに関する動画を見ていて久しぶりにゲーム欲が高まったので、少し興味があった『Life Is Strange』というゲームをプレイした。
もし他の選択肢を選んでいたらどうなったんだろう、どういう会話になったんだろう、というのは、ゲームをプレイしていて度々思うことだ(ドラクエなんかは何回でも試すことが出来るけれど)。過去の選択をやり直す。それがこのゲームでは出来てしまう。
ストーリーは、時間を巻き戻す能力に目覚めた主人公がその力を駆使し、街で起きている事件の真相を暴いていくという、悪く言うとありがち、良く言うと王道な内容。作中には、リスペクトしているであろう『バタフライエフェクト』などの映画のタイトルが多く出てくる。しかし、このゲームにおいてタイムリープは、あくまで物語を演出する要素のひとつとして位置付けられており、その概念や影響についての科学的説明等は深くはされていない。
ゲームを進行していく中でプレイヤーは多くの選択を迫られ、それによってストーリー展開(大筋は変わらない)や人間関係といった状況が変化していくのだが、先程述べたように、このゲームでは時間を巻き戻す能力が使えてしまう。しかもボタンひとつで。その上選択肢は、どれが良いと明確に判断できないものが多いため、思わず何度もやり直してしまう。制作側の思うツボである。全プレイヤーの選択がオンラインで共有され、その比率が確認できるようになっており、これを見るのがまた面白い。クリアまでのプレイ時間もそれほど長くなかったので、RPGを最後までクリアできなくなった今の自分には丁度良かった。音楽や映像の演出もなかなか。
人生は選択の連続とはよく言ったもので、「今日の昼飯を何にするのか」といった小さいものから、「どの会社に就職するのか」といった大きいものまで、人は生きていくうちに幾度となく選択をする。そしてそれには何らかの犠牲や後悔が伴う。時間を巻き戻すことができたら、過去をやり直すことができれば、というのは自分を含め誰もが一度は考えることだ。しかし実際にそれが何度でも出来てしまったら、文字通り過去に囚われ、いつまでも未来に進めないままになってしまうのではないだろうか。現実はゲームのように、決められた時点で、決められた2つ、3つの選択肢からひとつを選択すれば良いという訳ではない。選択肢は無限に存在しており、その中から自分なりに答えを見つけていく必要がある。それを納得のいくまでやり直していたらキリがない。やり直しがきかないからこそ、ある程度諦めも付くわけだし、前を向けるのでは、と思う。とは言いつつ、1日限定とかで能力欲しい、というのが本音である。
常に後悔しない選択ができれば最高だけど、そんな訳にはいかないし、後悔と上手く付き合っていかねばならんのです。今まさに大学4年生という大きな選択をする時期にあるので、色々と思うことがあったのでした。ちなみにこの『Life Is Strange』、PC版は現在セールで安くなっているらしいのでお暇でしたら。
近頃のこと
街灯はたらくおっさんで ぼくの世界がキラキラ人が生きてるって ほら ちゃんと綺麗だったよね夜の海水面をうつろう光に飛び込めこの街は僕のもの
2月22日、朝
過去を振り返ることと最近のことと
先日、自分のこのブログを読み返すことがあった。昔を振り返る作業というのは、恥ずかしさと後悔を伴うものだけれど、とても尊い。幼稚園から小学校低学年にかけての時期に絵日記をよく書いていて、昔はそれを読み返すのが好きだった。黒歴史だなんて言葉があるけれど、自分はあまり好きではない。昔自分が好きだったものを否定する人なんかもよくいるが自分はそれをしたくない。恥ずかしく辛い過去の出来事もなかったことにするのではなくて、そんなこともあったよねと笑って話せたらいいなと思います。とまあ前置きはこれくらいにして、要するに久しぶりにブログを書きたいと思い、これを書いているという訳です。
湖に浮かべたボートをこぐように人は後ろ向きに未来へ入っていく目に映るのは過去の風景ばかり明日の景色は誰も知らない
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シャムキャッツ『素晴らしい日々』
ジャケットに象徴されているように、いろいろ魔法の絨毯に乗せてどっか行けたらなって思っております。何を乗せて行くのかはこれを聞いてもらえればわかるかと。そうそう、つまりれ、昔を振り返るノスタルジックCDじゃなくて、次どうしようか、面白くしたいよねえ〜っていう準備なので、そこらへんよろしくお願いします。
音源集の方はといえば、『素晴らしかった日々』なんてタイトルだけど、夏目さんのブログによるとこういうことらしい。シャムキャッツの今後に期待せざるを得ない。
ここ一週間くらいのこと
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