大人のスキップ

日々のことや好きなものについて

雪が降った日

電車がいつも通り動かなくなる。足元が悪く、歩くのにいつもの1.5倍くらい時間がかかる。傘を差すのが面倒臭い。寒い。雪が降ると嫌なことばかりなはずなのに、どこか落ち着かなさげな街の雰囲気や、積もった雪に光が反射していつもより明るく見える夜の景色に何故か心が躍ってしまう。都会に住む僕らには雪の日はやはり特別だ。早退命令が出たので、マスクの下で口元をニヤつかせ、心の中でスキップをしながら会社を後にした。雪様様である。

先週、インフルエンザに罹った。体調を崩すのが今年に入ってから早2回目なので、流石に反省する。1回目は正月。家を出る元気もなかったので、初詣や初売りなどには行かず、家でダラダラとテレビを観ていた。正月はバラエティが充実していて超好きだ。『キングちゃん』と『ゴッドタン』の新春SPでめちゃくちゃ笑った。マジ歌はカミナリとバカリズムが最高で、Enjoy Music Clubが出演していたのも嬉しかった。

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EMCのEこと江本祐介が楽曲を手掛けたロロの演劇『BGM』。そのサウンドトラックである『BGMのBGM』を『マジカル肉じゃがファミリーツアー』の会場で購入。オープニングを飾る「夜の雨に流れるうた」の制作エピソードとして、最高のオープニングは何か考えたときに『魔女の宅急便』が思い浮かび、パクった、というようなことを小杉湯でのライブのMCで話していて、心の中で熱く同意をした。あれはいいものだ。マジ肉は色鮮やかな台詞とビジュアル、くるくる回る舞台装置が楽しかった。帰りにみなとみらいをブラブラ散歩した。中学・高校と、こんなにいい街に通えていたのは幸せなことだったのでは、と卒業してから時折思う。

半分以上は自業自得だが、それなりにお酒を飲むイベントが3日続いてしまい、身体が完全に弱り切ったところをインフルエンザにやられた。病院でFFの魔法みたいな名前の薬を吸ったら、翌日には熱が下がっており、名前は伊達じゃないなと思った。布団の中で森田るいの『我らコンタクティ』を読んだ。好きな映画を昔遭遇したUFOに見せるため、ロケットを自作し打ち上げるという、ぶっ飛んだ夢を追いかける人達の話。物語はいつだって自由だ。周りが呆れてしまうようなことにも夢中になれる人間は素敵だし、憧れちゃうね。

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス)

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス)

 

今期は面白いドラマやアニメなど、一週間の中に楽しみが沢山あって嬉しい。飽き飽きする毎日だから、できるだけ多くの"楽しいこと"を給水所としてあちこちに設置しなくては。生きていくことの果てしなさに負けてしまわないように。たまには今日みたいに"楽しいこと"が降ってくることもあるしね。