大人のスキップ

日々のことや好きなものについて

明日は休みだ

GWもいよいよ終盤戦だ。シャワーを浴びているとき。好きなバラエティ番組のCM中。気を抜いた瞬間に、嫌でもやってくる休み明けの憂鬱がちらりと顔を覗かせる。未来のことに縛られて今を楽しめないなんて、こんな嫌なことはない。

実際にはまだやって来てもいない月曜日の幻影に怯えて「サザエさん」を楽しめないなんて、もったいないではないか。泣いても笑っても、自分の目の前にあるのは「今」だけなのだ。明日の幻に怯えることなく、マグマのような熱い喜びのなかで「今」を生きたい、と願う。

「未来」の奴隷

最近読んだ穂村弘の『もうおうちへかえりましょう』の一編でまさにこんな事を言っていて、激しく共感をしたのだった。今日も三連休の初日と捉えて、清々しい気持ちで過ごせるよう試みたがやはり難しい。というか、そんなことを考えている時点でもうダメなんだろうな。いやー、難しい。

もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

 

終盤戦といえば、GW初日に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観ました。内容についてはもはや何も言うまい。この一大ムーブメントをリアルタイムで体験できていることに感謝である。過去作を何作か観直した結果、やはりキャップが好きだということを再認識しました。あのロジャースが…と考えると、最新作のあのシーンとかあのシーンなんか号泣ものである。感情のやり場に困った挙句『アルコ&ピース D.C.GARAGE』のファルコンいじりを聴いたりもした。もはやこれですら感慨深い。

3月、4月と忙しかったこともあり、アルピーのラジオを追っかけられていなかったので、ようやっと聴いているのだけれど、相変わらずデタラメな話を延々としていて最高だ。3/26放送回の「合気でイノをモグラにする話」のくだらなさよ。腹を抱えて笑った。『霜降り明星オールナイトニッポン0』と『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』もマイレギュラー入りしたので大忙しなのです。テレビはテレビで面白い新番組が一斉スタートしましたしね。ラジオのレギュラーまで始まって滅茶苦茶忙しいはずなのに、様々なポップカルチャーをインプットする手を緩めない佐久間さんのバイタリティが羨ましい。

4月は最近行く頻度が減ってしまっていたライブによく足を運んだ。『SYNCHRONICITY’19』では、カネコアヤノとGEZANが特に素晴らしかった。カネコアヤノはバンドセットで観るのが初めてで、まずそのバンドメンバーのいかつさに驚かされたのだけれど、とても楽しそうにライブをしていてすっかり愛おしくなってしまった。バチバチにロックンロールしている演奏と、そこに乗る彼女の力強い歌声にすっかりやられてしまった。GEZANの持つ暴力性と美しさにとても惹かれる。これは自分の勝手なイメージなのだけれど、北野武の映画を連想する。サウンドもクールで痺れるのだ。

歌の中でなら天使にだってなれるし

神様の顔面に唾だってかけれるよ

クソな真実ならエレキで掻き消そう

そのためにファズがある

この歪みこそが愛だよ

「DNA」

ステージの袖でカネコアヤノが観ていたのが良かった。人伝に聞いた話だけれど、カネコアヤノのライブもKID FRESINOがノリノリで観ていたらしい。好きなアーティスト同士がリスペクトし合っているのは、なんだか嬉しい。この前の折坂悠太とKID FRESINOのツーマンも、大変良かった。スタイルは違えどリスペクトし合うふたり。「スタイルの違う人達が芯の部分で繋がる。大小様々なレベルでそれが起きれば世の中はもっと良くなるのでは」という様なことを折坂さんが言っていた。直前に観たエンドゲームの内容(というかMCUの一連の流れ)と勝手にリンクしてグッときたのでした。念願のバンド編成でのKID FRESINOは滅茶苦茶クールでブチ上がりました。「Eazy Breezy」も聴けて嬉しかった。それにしても、佇まいからして格好良すぎだよなあ。憧れちゃうね。

他にはHomecomingsとシャムキャッツのライブに行ったのです。Homecomingsの『Slow Summits』はバンド編成とストリングス編成の2部構成のライブだったのだけれど、後者が堪らなく良かったのだ。しかしストリングスの音色ってどうしてこうも涙腺に訴えかけてくるのでしょうね。ずっとキテましたけれども、ラストの「WHALE LIVING」で遂に泣きました。シャムキャッツのライブは相変わらず最高で、例のごとく「彼らは最高のロックバンドだよ!」と満たされた気持ちで帰路につくのでした。12月の10周年記念ライブは、忘年会が入ろうとも、すっ飛ばして行く所存だ。

10周年繋がりで言いますと、ここ最近の『オードリーのオールナイトニッポン』がグッと面白い。弘中アナのゲスト回の弄られてタジタジな若林も、春日フライデー事件の回の、端々に本当の感情を溢れさせながら、お笑いラジオとして成立させる若林も最高だ。そうだ、私は若林派だ。しかし、『モニタリング』での春日にはやられてしまった。泣かせるじゃあないか。観終わった後に前野健太の「今の時代がいちばんいいよ」を聴きながらもう一度泣いた。結婚と言えば、ラッキーオールドサンの2人が結婚したらしいではないか。MVも微笑ましくて幸せな気持ちになる。アルバムもとても良かった。

他に最近はこんなのを聴いている。

OST

OST

 
WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?

WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?

 
キュン (Special Edition)

キュン (Special Edition)

 
HOW TO HIT WHAT AND HOW HARD

HOW TO HIT WHAT AND HOW HARD

 

二日酔いが酷く、ダラダラとテレビを見ながらうんうんと唸っていたら三連休の初日が終わってしまった。いやいや、それではダメだ。そう、明日からはウィークエンドの始まりだ。そうそう、その意気だ。