大人のスキップ

日々のことや好きなものについて

近頃のこと

 一時期の忙しさもそれなりに落ち着いてきて、嵐の前の静けさといった感じの今日この頃。見ないようにしていた掲示板を覗いてしまったりして、気持ちの浮き沈みが激しい。それにしても、時間ができると余計なことを考えてしまいがちだ。先行きのことだとか、自分はただ頑張ってるポーズをとってるだけなのでは、とか。すこし忙しいくらいの方が丁度いいのかもしれない。気候的には夜が気持ちいい時期なので最高。意味もなく遠回りして帰ったり、家の前の公園のベンチでくつろいでから帰ったりしている。小川純の『ロマンティックな予定 死 その他』がいい具合にチルできるので、最近またよく聴いている。フリーで聴けるので是非。
 
 
色々とあったような、ないような。そんな4月のハイライトはフジロッ久(仮)のツアーファイナルだろうか。ホーン隊等のゲストを迎えた編成。音の豊かさとパンクの熱量が心地よく混ざり合う至福の空間。「はたらくおっさん」でスーツ姿の男がダイブしている光景にグッとくるなど。お金がないのにライブアルバムを購入してしまった。閉演後、会場に流れていた「CRYまっくすド平日」のフルverが良さげだったので、来月の楽しみである。忙しく、消耗し、音楽に触れる時間も少なくなっていた時だったので、「やっぱこれだよな!」という満たされた気持ちで帰宅。
 
木尾士目の漫画を幾つか読んだりして、そういやもう卒業だよなあ、とかぼんやり思ったり。新歓期に新入生に4年生だと名乗るだとか、卒業アルバムの写真を撮るだとか、終わりを意識する瞬間が確実に増えてきた。残りの日々を楽しむことを「頑張る」ってのも変な話だとは思うけれど、出来るだけイベント事には顔を出すようにしている。人と会うこと、話すことの重要性を実感することが多い。
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久しぶりに映画をゆっくり観られる時間を確保できそうだったので、いくつか映画を借りることにした。中でもヒットしたのが、先日友人と話していた時に「今の時期に丁度いいんじゃないか」と勧められた『キッズリターン』。これがもう今の自分の心のど真ん中に突き刺さってしまい、久しぶりに心がざわついた。様々な人の人生を描いた群像劇的な側面も個人的に好きな部分だ。『思い出のマーニー』が良かったので、かなり久しぶりに『魔女の宅急便』を観る。キキの父親の「どれ、私の小さな魔女を見せておくれ」というセリフから始まる一連のシーンになぜか泣く。ラジオから「ルージュの伝言」が流れ出し、月をバックに箒で空を飛ぶキキの姿とタイトルが画面に映し出される、あのオープニングはいつ観ても良い。特に『千と千尋の神隠し』辺りまでのジブリ作品は、子供の頃に何度も繰り返し観てたりすることもあって、やっぱりどうしても好きなのだ。アニメーションとしての動きの豊かさだったり、丁寧に作り上げられた世界観だったり。そういえば『甲鉄城のカバネリ』のヒロインはジブリ感あって良いと思う。本編はそのうち観る。
 
金銭的に苦しいため最近めっきり音楽を追えてなかったのだけれど、タワレコのポイントが溜まっていることを思い出し、何を買うか散々迷った末、homecomingsの新譜を購入。以前シングルとして発売されていた「HURTS」同様、日本語訳の歌詞が素晴らしく、歌詞カードを眺めながら聴きたいアルバムだ。他にもツタヤで10枚ほど最近のアルバムを借りた。聴かず嫌いしていた(別に嫌っていたわけではないけど、手が伸びなかった)大森靖子の新譜が良い。メロディはとっつきやすいし、歌詞もハッとするものが多い。特に表題曲の「TOKYO BLACK HOLE」が好きだ。ちなみにこの曲は田渕ひさ子がギターを弾いているらしい。
歌詞が良いのだ。
街灯
はたらくおっさんで ぼくの世界がキラキラ
人が生きてるって ほら ちゃんと綺麗だったよね

夜の海
水面をうつろう光に飛び込め
この街は僕のもの

色々あるけれど、目の前のことを着実に。