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フジロック再び

今年もなんだかんだフジロックへ行ってきました。
今回は最終日のみの参加です。

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去年数千円をケチって最安の夜行バスで行き、地獄を見たので、今年は優雅に新幹線を利用したが、やはり正解だった。快適快適。朝起きてから苗場へ向かう道中、正直気分が上がらなくて大丈夫かと心配だったが、会場に着く頃には杞憂に終わっていた。

ceroに間に合えばいいやくらいのつもりで行ったのだけど、予想外に早く着いてしまったので時間まで会場をブラブラしながらManic Sheep、TXARANGO、ジム・オルーク辺りを観ていた。ceroはツアーの打ち上げのつもりでやると言ったとおり楽しそうにやっていた。いやあ、ほんと好きだなあ。フェス向けと言った感じの選曲だったので、街の報せが聴けなかったのは残念だった。フジロック街の報せもどうかとは思うけど。というかそもそもライブじゃあまりやらないのかな。

その後のトッドラングレンは対照的に有名曲を全く演らず、黒人のDJと2人の女性ダンサーを引き連れて最新アルバムの曲を披露。ノースリーブ姿のトッドラングレンがギターも持たずに女性ダンサー2人と踊り出したのは笑った。近くにいた外国人が苦笑いしていた。最近はEDMを意識した曲を作っているということを全然知らなかったので、かなりビックリした。

YouTubeに上がっていた動画


音楽フェスの好きな点として、ふらっと立ち寄った先で思いがけず良いライブに出会ったりする、というものがあるんですが、今回はそれが結構あったので嬉しかった。グリーンステージで椎名林檎RIDE観ている途中に疲れてしまって、ふらっと移動した先でみたnever young beachの小さなラジオ特設会場でのアコースティックライブとか、苗場食堂での思い出野郎Aチームのライブとか。(決して椎名林檎とRIDEのライブが良くなかったという訳ではないです。)

そしてトリはノエル。MCではファッキン連発だし、曲間静かにしない人たちに向かって「静かにしろって言ってるだろ、猿かよ。」とか言うし、相変わらずといった感じだった外人がリアム出せみたいなことを何度も叫んでいたのは流石に怒るんじゃないかとヒヤヒヤした。予想通りすぎて泣けはしなかったけど、Don't Look Back In Angerの合唱は楽しかったなあ。ひとつ夢が叶ったような気分で、とても感慨深かった。2012年のフジロックの映像を観て、その場に行きたいと何度思ったことか!


深夜のフジロックも結構好きなんですよね。会場の雰囲気自体もそうだけど、満足そうに帰って行く人、ひたすら踊っている人、お酒飲みながら談笑している人、死んだように寝ている人、これからが本番だと言わんばかりのテンションの人、色々いて面白い今年自分はTaiko Super Kicksとサーカス的なものを観た後、仮眠や間食を挟みつつレッドマーキー朝まで踊り続けていた。オールナイトだと早く帰って横になりたいという気持ちが、イベントの終わり独特の感傷を打ち消してくれるのでいいですね(?)。

今年に関しては野外といえど、こっちよりもいくらか涼しくて過ごしやすかった。去年に続いて雨に降られなかったのは運がいいのやら悪いのやら。せっかく用意した雨対策グッズが未だに使われずじまいだ。

音を楽しみたければいくらでも楽しめるし、音に疲れたら木陰や河辺でのんびりするなり、他のことして遊ぶなりできるし、素敵な空間だなと改めて思った。野外フェスって意外と行ったことないので他との比較はあまりできないんだけど。ロッキンも実は行ったことないし

とにかく美味い飯食って、美味い酒飲んで、良い音楽を聴いて、とても良い時間を過ごした。今年も直前まで悩んだけどこうしてエンジョイしている訳だし、来年も就活が〜とか言いながら行っているような気がする。そんな魅力がフジロックにはあるんだろう